ストレス障害とは

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命の危機におよぶほどのストレスにさらされて生じるものが、ストレス障害といいます。急性に発症する、急性ストレス障害と、1か月以降でこれに対する診断基準をみたすような重篤なものを、心的外傷後ストレス障害(PTSD)といいます。これらの鑑別診断にあたっては、精神科または心療内科で慎重に行う必要があります。前者は原則として、薬物治療は行いません。後者については、抗うつ薬を使用して、フラッシュバックや回避、情動麻痺、過覚醒などを改善しうるといわれています。

また、適応障害と呼ばれるものは、ストレスをきっかけに情動面や行動面での症状が出現しているもので、気分障害や不安障害などの他の精神障害には該当しないとされているものです。これも診断にあたっては、精神科または心療内科での注意深い診断とその後の経過観察を必要とするものです。ただし、適応障害に必要とされる向精神薬はありません。抗不安薬を使用されることも多いですが、もし使用することがあっても、必ず漸減して中止することが必要とされます。精神療法による治療が必要とされています。

ストレス障害の治療について

なお、PTSDに有効な処方はないと長年言われてきましたが、精神科領域では高名な神田橋條治氏による”神田橋処方”が有名です。
しかしこれは単に、桂枝加芍薬湯と四物湯の合剤でしかありません。単なる試行錯誤の結果にて効果があると、精神科および心療内科で使用されるようになったものといわれています。処方の組み合わせとして、また生薬の組み合わせとして、その理論を感じないのですがいかがなものでしょうか。神田橋氏は、現在では人参養営湯という、大補剤の使用を開始して効果があるといっているようですが、これに至っては全く理解できません。どんなものでも、使えば何かしら効果があると、漢方の世界ではいわれています。そのようなことなのかもしれません。